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マンション市場の現状

2010.08.10

さて、マンション市場の動向は朝日新聞の記事を裏付けるものとなるでしょうか。まず在庫が大幅に減少しました。売買が低調な繁閑期の影響もありますが、都心4区で2割近く減少し、昨年末のシーズンオフの数字に近づきました。さらに在庫減少が進むようだと、

市場の転換点の到来を示すものになるでしょう。右京区や山科区、阪急沿線がそろって在庫減というのも特筆すべきです。市場関係者の間では各地で、中古戸建住宅などの在庫減少傾向が指摘されており、不景気下の品薄感の広がりはまり例のない現象で、プロでさえ先行きの見通しを難しくさせています。

市場全体の動向に不透明感があり、今回は、都心4区の物件動向を詳しくご説明することにします。

    上京区ワンルームタイプが25件、全体の半数を占めています。ワンルームは坪@70万から80万、20㎡以上の広さが物件選択のポイントです。

実需向きの物件(ファミリータイプ)に品薄感があります。ファミリーでお勧めは15件ほど。買い手にとって、物件数が少ないのには困惑します。

1000万未満のファミリーが3件、1000万台が14件、2000万台が7件、3000万台が2件、4000万以上が5件。ファミリタイプのうち4件は収益物件となっています。

    中京区:投資家が積極的に動き、ワンルームの在庫は減少し、36件。500万から700万が売れ筋です。1000万台のファミリーは16件、うち収益が2件。堀川以西が9件、堀川以東が7件。2000万台は19件。うち収益が5件、残りのなかで価格、管理費が妥当な、お勧めは7件ほどしかありません。3000万台は18件。うちお勧めできるのは11件。4000万台は10件。うちお勧めは4件。5000万は2件。

6000万台以上は8件。坪@200万以上の京都を代表する高級マンションが並んでいます。坪@300万の物件も2件あります。いずれも人気物件で、お勧めです。

    下京区ワンルーム型投資物件は66件、全体の半数を超えています。価格も298万から1730万まで、広さも42.73㎡2kタイプまで多様、多彩です。地下鉄沿線、京都駅もよりが人気を集めて、ワンルームが豊富な一番のエリアとなりました。4000万台以上は8件ありますが、坪@146万から坪@246万までばらつきがあります。3000万台は9件、大半が人気物件です。2000万台は15件、うち堀川以東が11件をしめ、この価格帯は地下鉄沿線中心のエリアとなっています。1000万台は13件、うち堀川以西が11件、この価格帯には地下鉄沿線は少なくなっています。

    東山区:5000万台以上は8件。セカンドハウス向きの高級物件が並んでいます。坪@162万から232万。2000万、3000万台は11件、それぞれ特色のある物件ばかりです。1000万台は10件、ワンルームタイプが4件、セカンドハウス向きが4件、ファミリー向きは2件しかありません。1000万未満は8件、6件がワンルームタイプです。

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