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マンション市場に変化の兆し

2009.11.01

この2年間ほど、住宅市場は低迷を続け、在庫(売出中の物件総数)が増えて減らない「買い手市場」が長期化していましたが、この夏ごろから、変化が現れてきました。たとえば、都心4区(上、中、下、東山)のマンション在庫は、前回(2003年春)の不振期、250件を越える300件台が続いてきました。なお、在庫のピークは2008年1月の372件でした。

在庫動向はあらゆる市況に共通して言えるのですが、価格の先行きに大きい影響をもたらします。マンションをはじめ、住宅市場もそうなのです。在庫が減少傾向に転じれば、価格はしだいに底堅くなり、価格動向には複雑な要因がありますから断定的なことはいえませんが、場合によっては上昇も考えられます。

在庫はピーク(2008年1月)から、2割減少し、価格も2006年春のピークから、約2割り下りました。そのあと、大きな価格調整はないものの、この2年間は弱含みで推移しています。ところが、都心マンションの売れ筋、築浅3000万台、築20年前後2000万台に品薄感が生じ、売り出し価格で成約する事例が増えつつあります。この品薄感が広がり、在庫が減少傾向を示すようになれば、周辺市場にも影響を及ぼすことになるでしょう。市況の変化から目が離せない状況となりました。

 

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